レアル・マドリード所属のブラジル代表マルセロ。
世界トップクラスのサイドバックとして名門レアルを支える選手です。
今回はそんなマルセロのプレースタイルと背番号について紹介します。
目次
マルセロのプロフィール
名前:マルセロ・ヴィエイラ・ダ・シウヴァ・ジュニオル
生年月日:1988年5月12日
国籍:ブラジル
出身:リオデジャネイロ
身長:174cm
体重:75kg
利き足:左足
ポジション:DF
経歴:フルミネンセ(2005~2006)
⇒レアル・マドリード(2007)
背番号
マルセロのレアルでの背番号は12番。
フルミネンセ時代から付けています。
これはかつて
- マヌエル・サンチス
- イバン・カンポ
- トテ
- パブロ・ガルシア
らが背負った番号です。
マルセロは背番号12に強い愛着を抱いています。
これは自身の誕生日が12日であることが関係しているようです。
ちなみに代表では6番を付けることが多かったですが、ロシアワールドカップを前に12番を付けてプレーすることが決まりました。
マルセロのプレースタイル
マルセロのプレースタイルは以下の特徴があります。
世界トップレベルのボールテクニック
マルセロの持ち味であるドリブルは、スピードもありますがとにかく足元でのコントロールが世界トップクラスと言えます。
スピードに乗りながらのルーレットターンや、ダブルタッチのテクニック、ヒールでのパス出しなど、多種多様な引き出しがあります。
サイドバックは相手のプレスも強く、狭い状態でのボールキープをしなければならない場面が多いです。
しかし、マルセロはこれらのテクニックを駆使して、キープだけでなくパスまで持っていくこともあります。
相手のプレスやタックルを鮮やかにかわし、ボールを自在にコントロールしてドリブルする姿は、サッカーを楽しんでいるように見え、多くの観客を惹きつけます。
特に1対2の状態で相手を抜くドリブルをすることで相手の組織は崩れ、得点のチャンスが生まれやすくなります。
強くて鋭いパスとクロス
マルセロのキック力は相当強く、強くて速いパスが出せます。
カーブもよくかかるので、鋭いクロスはもちろん、速いサイドチェンジも出来ます。
これを活かし、ボックス外でクロスかサイドチェンジかの選択肢を迫り、相手を揺さぶります。
レアルマドリーでは中央にロナウドが待っているので、容易にクロスは上げさせたくはありません。
すると逆サイドに鋭いサイドチェンジをし、左右の揺さぶりをかけます。
相手の視点が前後左右され、ディフェンスラインのズレが出来ると一気に入り込まれてしまいます。
このレアルが得意とする攻め方の起点のひとつを担っているのが、マルセロだと言えます。
また縦パスも上手くサイドハーフにバンバン通してチャンスを生み出します。
マルセロは独特のタイミングで角度をつけて出せるので、相手は反応できず背後を取られやすいです。
驚異の決定力
サイドバックでありながら、そのキック力を活かしたシュートは一級品です。
さらに巻いたシュートも撃てるので、ディフェンダーとしては驚異的な決定力を持っています。
シュートもさることながら、オフザボールでボックス内へ入っていく動きも上手く、そのスピードで相手の間を抜け、パスを受けてのシュートなどのプレーも出来ます。
これぞ最高峰のパスワーク!
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— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) 2017年10月22日
レアルマドリーでは、これほど攻撃的な選手がロナウドの後ろからもう一人仕掛けてくるということになるので、攻撃の厚みがさらに増すことになります。
守備は少し軽い
これだけ攻撃的な選手ですが、やはりポジションはサイドバックなので守備も必要になります。
マルセロは身長もそこまで高くなく、フィジカルも強いとは言えないので、タックルは比較的軽いです。
サイドのエリアでの1対1は、身体というより瞬発力でボールを取るような守備をします。
そのスピードを活かしたスライディングタックルも強みではありますが、常に成功するものでもなく、多用できるものでもありません。
ボックス内での守備は特に活きません。
コーナーキックの守備のときは、競り合いをせず、ニアのゴールポスト前を守っていたりします。
ちなみにセルヒオ・ラモスがいる時は彼がマルセロのエリアをカバーしてくれるのでマルセロの守備力は気にならないこともあります。
ただし、ラモスがいない場合は、相手も徹底的にそこを突いてくるので守備力の低さを露呈しやすくなります。
⇒セルヒオラモスのプレースタイルと背番号!スペイン代表不動のCBの凄さとは?
サイドバックと言うよりウイングバック
サイドバックでありながらかなり高い攻撃性能をもち、常に高い位置でプレーをして組み立てからチャンスメイクをする様子は、もはやサイドバックというよりはウイングバック・サイドミッドフィルダーのプレースタイルと言えます。
プレーエリアもミドルサードからアタッキングサードにかけてがほとんどで、選手交代での戦術オプションとして一列前でプレーすることもあります。
まあ後ろからチームの状況を見つつ積極的に前に行くからこそ、相手の脅威になっているのですが。
レアルマドリーは、両サイドバックが高い位置をとって中盤の厚みを増しながら、その幅を活かして大きく左右の揺さぶりをかけることを基本的な戦術としてます。
なので、守備はセンターバックの2人だけということが多く、それによってカウンターからあっさり点を取られることもあります。
それでもポゼッションを高く保ち、相手に時間を与えずに攻めきる事で勝ちを掴んでいます。
まとめ
今回はマルセロのプレースタイルと背番号を紹介しました。
- SB最高クラスのボールテクニックとシュート力
- ドリブルでの打開とパスでのチャンスメイク
- 守備は軽くセルヒオ・ラモスがいないと不安定さを露呈しやすい
最後までお読み頂いてありがとうございました。
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