アーセナル所属のフランス代表アレクサンドル・ラカゼット。
2017~18シーズンにリヨンからアーセナルにおよそ68億円で移籍。
その移籍金に見合う活躍をプレミアリーグでも見せています。
今回はそんなラカゼットのプレースタイルや評価について書きたいと思います。
ラカゼットのプロフィール
名前:アレクサンドル・ラカゼット
生年月日:1991年5月28日
国籍:フランス
出身:リヨン
身長:175cm
体重:73kg
利き足:右足
ポジション:FW
背番号:9
経歴:オリンピック・リヨン(フランス・2010~2017)
⇒アーセナル(イングランド・2017~)
ラカゼットのプレースタイル
見た目の印象では我が強いストライカーに見えますが、実は非常にクレバーで気を使える選手です。
ラカゼットのプレースタイルの特徴としては以下が挙げられます。
何度も動き直す
ラカゼットの魅力は動き出しの良さ。
足を止めずに何度も動き直して味方からいい形でボールを貰おうとします。
よく海外の選手だと良いタイミングで動き出せた時にパスが来ないと足が止まり両手を上げて不満を漏らすことが多いです。
しかし、ラカゼットはボールが出なくてもすぐにまた動き直して相手の隙きを狙おうとします。
裏へ抜け出す駆け引きも上手く、「相手DFに体をぶつけてから裏へ飛び出す」などこういう細かいプレーも光ります。
連携もありますが、出し手の技術が高いほどラカゼットの得点も増えると思います。
また、直接ゴールに関わっていなくてもラカゼットの動き出しが効いていたことも結構あります。
こう動けば得点に繋がるということをしっかりイメージしながらプレーしている印象が個人的にはあります。
脅威の決定力
決定力は抜群で両足から精度の高いシュートを放ちます。
ここ数年は得点を量産しまくっており、リヨン時代の2014~15シーズンはイブラヒモビッチ、カバーニらをおさえて得点王を獲得しています。
ここ数年のリーグ戦ゴール数
- 2013~14シーズン(リヨン):36試合15ゴール
- 2014~15シーズン(リヨン):33試合27ゴール
- 2015~16シーズン(リヨン):34試合21ゴール
- 2016~17シーズン(リヨン):30試合28ゴール
得意なパターンは前述の通り、絶妙な動き出しから裏へ抜けてのシュートですね。
相手が捉えきれないままゴールネットを揺らすシーンが多く、キーパーとの1vs1は確実に仕留めます。
また、裏へ抜けてのラストパスでアシストも記録します。
アーセナルがトッテナムを突き放す!#ラカゼット が抜け出し、ラストパスから #サンチェス が豪快に決めてみせた。#プレミアリーグ 第12節 #アーセナル×#トッテナム は https://t.co/u4BaoHbwDg で配信中。#スポーツ激戦Week pic.twitter.com/Bsrj0FY3YA
— DAZN ダ・ゾーン (@DAZN_JPN) 2017年11月18日
フィジカルにも優れる
175cmと小柄ですが、ボディバランスに優れサイズの大きい選手にも当たり負けしない強さがあります。
なので、しっかりとボールを収めてチャンスメイクをすることもできます。
使い勝手がいい
ラカゼットは裏へも抜け出せますし、ポストプレーも上手いので色んな戦術に適合できます。
また1トップでも2トップの一角でも両ウイングでもプレーできるので、どのフォーメーションにも適合できますし、監督としては非常に使いやすい選手でしょう。
アーセナルではCFでの起用が多いですが、サイドでプレーする際は縦に鋭いドリブルでゴール前まで駆け上がり、高精度のシュートでゴールネットを揺らします。
守備もうまい
そして前線からの守備が上手いのも特徴。
守備の際はただ闇雲にボールを追うのではなく、前へのパスコースを消した上で相手DFにプレスをかけることができます。
こういった動きは試合中随所に見ることができます。
この効果は非常に大きくて、相手DFはパスコースが限定されて苦しくなりますし、味方選手はプレスをかけやすくなります。
アーセナルの守備が機能している時はラカゼットの動きを見てみると面白いかもしれません。
まとめ
今回はラカゼットのプレースタイルについて紹介しました。
- 何度も動き直してチャンスに絡む
- 絶妙な駆け引きから裏へ抜け出してのシュートが多い
- パスコースを消す守備も上手い
ラカゼットはこれといった弱点のない万能FWであると言えます。
ちなみにラカゼットは意外にも内気な性格なんだそうです。
こういう見た目とのギャプもラカゼットの魅力ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
オーバメヤンのプレースタイルと背番号!スピードが特徴のストライカー
アーセナルはヨーロッパリーグ決勝でチェルシーと対戦します。
欧州カップ戦決勝でのビッグロンドン・ダービーということで、好ゲームが期待されます。
決勝戦の日程や放送予定はこちらを参考にしてみてください。
⇒【EL決勝2019】チェルシーVSアーセナルの中継と日程!地上波での放送はある?