アーセナル所属のメストエジル。
天性のパスセンスを武器に味方のアシストを量産する選手です。
今回はエジルのプレースタイルと背番号について書きたいと思います。
メスト・エジルのプロフィール
名前:メスト・エジル
生年月日:1988年10月15日
国籍:ドイツ・トルコ
出身:ゲルゼンキルヘン
身長:180cm
体重:70kg
利き足:左足
ポジション:MF
背番号:11
経歴:シャルケ(2006~2008)
⇒ブレーメン(2008~2010)
⇒レアル・マドリード(2010~2013)
⇒アーセナル(2013~)
エジルのアーセナルでの背番号は11番。
これは
- マルク・オーフェルマルス
- シルヴァン・ヴィルトール
- ロビン・ファン・ペルシー
- カルロス・ベラ
- アンドレ・サントス
らがつけていた番号です。
代表では背番号8をつけてプレーしていましたが、ポドルスキの代表引退に伴い念願の背番号10をつけることになりました。
10番には強いこだわりがあるようでそのうちアーセナルでも10番をつける日が来るかもしれません。
メスト・エジルのプレースタイル
プレースタイルには以下の特徴があります。
視野の広さと正確なパス
エジルほどの視野を持つ選手も世界にそうはいないと思いません。
常にピッチが俯瞰で見えており、普通そこは見えないというところもしっかり見えています。
また判断スピードも恐ろしいほど速くて正確。
パスを受ける前に周りの状況を把握して、瞬時にどう次のプレーをするのか判断しておりそのプレービジョンは簡単に守備を崩壊させます。
そして天性のパスセンスで味方にラストパスを供給しアシストを記録します。
What a strike this was 🚀#Rambo50 pic.twitter.com/uiZC36YXdj
— Arsenal FC (@Arsenal) 2017年10月29日
こちらはロシツキー(7番)が背後を確認しつつ上手く相手選手を引きつけスペースを作り、エジルもしっかり把握しそのスペースへ完璧なボールを入れラムジーのゴールをお膳立てしました。
アシスト数はプレミア随一で2015~16シーズンは6試合連続でアシストを決めプレミア記録を樹立。
この年は歴代2位となる19アシストを決めアシスト王に輝きました。(歴代1位はアンリの20アシスト)
すでにキャリア通算200アシストを達成しています。
高いキープ力
トラップの技術も高いので、ファーストタッチの置き所も完璧でしっかり相手に奪われない位置にボールを置くことができます。
前線でキープしながらタメを作り、1本のパスで決定機を生み出します。
スペースを活かす・作る
エジルはトップ下や両サイドどこでもプレーできますが、比較的自由に動き回るのが特徴です。
とは言っても好き勝手に動いているわけではなく、
- 相手が捕まえにくい位置にポジションを取る(間で受ける)
- パス交換しながら動くことで相手の守備ブロックを崩してスペースを作る
- 裏へ走って相手を引きつけボールを持っている味方の選択肢を増やす
など、こういう明確な意図を持って常に動き回っています。
空いたスペースに移動してボールを受け、正確な技術でパスを繋ぎ攻撃を組み立てます。
「スペースで受け捌いて、スペースで受け捌いて」を繰り返し起点になるプレーですね。
もちろん相手はエジルほどの選手をそう簡単にどフリーで持たすわけにもいかないので、エジルの動き出しに対応してきます。
そうすることで相手のマークがずれたり、綻びができてスペースが生まれやすくなるので攻撃にリズムが生まれやすくなります。
ドリブル突破
頻度は少ないですが、ドリブルにより個人での打開も武器です。
わざとボールをさらして相手を食いつかせてから、繊細なタッチで切り返したり、股を抜くなど相手を手玉に取るようにスルッとかわしていきます。
ブロックしながらターンで抜くのも上手いです。
決定力
エジルは自分がシュートを打てる場面でもパスを選択することが多いですが、決してシュートが下手なわけではないです。
最適な選択をしているだけで自ら打った方が良いと判断すれば的確なシュートでゴールネットを揺らします。
#エジル のスーパーボレー!
宙に浮いたクリアボールを、エジルが後ろに下がりながらダイレクトで合わせてアーセナルが先制!プレミアリーグ第18節 #アーセナル × #ニューカッスル は #DAZN で配信中#テレビでDAZN pic.twitter.com/DsdfCfFKkg
— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) 2017年12月16日
ただ、これまでのキャリアでリーグ戦二桁得点を記録したことはないので、プレーメーカーのエジルが二桁を超えてくるとチームとしてはかなり良い順位に入れるのかなとも思います。
プレミアでのベストゴールはこちら
まとめ
今回はエジルのプレースタイルや背番号について紹介しました。
- 広い視野と正確なパスでアシストを量産
- スペースへ入る動きと作る動きで決定機を作る
- 決定力もそこそこ高い
諸事情もあり、ロシアワールドカップを最後にドイツ代表を引退ましたが、クラブでは彼らしい生き生きとしたプレーを見たいですね。
最後までお読み頂いてありがとうございました。
オーバメヤンのプレースタイルと背番号!スピードが特徴のストライカー
ラカゼットのプレースタイルを解説!動き直しと決定力が持ち味!
ベジェリンのプレースタイルと背番号!スピードを活かしたプレーが持ち味
アーセナルはヨーロッパリーグ決勝でチェルシーと対戦します。
欧州カップ戦決勝でのビッグロンドン・ダービーということで、好ゲームが期待されます。
決勝戦の日程や放送予定はこちらを参考にしてみてください。
⇒【EL決勝2019】チェルシーVSアーセナルの中継と日程!地上波での放送はある?