マンチェスター・シティ所属のドイツ代表レロイ・サネ。
元セネガル代表の父親とドイツの元新体操選手の母親のもとに生まれたハイブリッド選手です。
多くの名選手を輩出したシャルケユース最高傑作と評されており、シティ移籍後はペップ・グアルディオラのもとで更に成長しています。
今回はそんなレロイ・サネのプレースタイルと背番号を紹介したいと思います。
目次
レロイ・サネのプロフィール
名前:レロイ・サネ
生年月日:1996年1月11日
国籍:ドイツ・フランス・セネガル
出身:エッセン
身長:183cm
体重:75kg
利き足:左足
ポジション:MF
経歴:シャルケ(2014~2016)
⇒マンチェスター・シティ(2016~)
背番号
サネのシティでの背番号は19番。
ナスリからこの番号を継承しました。
レロイ・サネのプレースタイル
現代サッカーではサイドの選手は利き足と逆サイドでプレーする傾向があります。
しかし、左利きのサネは左サイドでプレーすることが多いです。
これは利き足と同じサイドでプレーすることで縦へのスピードを高める狙いがあり、サネのプレースタイルと非常にマッチしています。
世界最速級のスピード
なんと言ってもレロイ・サネの最大の武器はそのスピードです。
ランニングスピードにおいてはプレミアリーグにおける最高速度記録を叩き出しました。
現在、世界最速の選手と言っても過言ではないかもしれません。
そのスピードを活かすため、サネはサイドの相手のディフェンスラインギリギリにポジションをとることが多いです。
なるべく相手DFの視界から外れ、そこからタイミングを見計らって裏への飛び出しを仕掛けます。
こうしてシルバやデブライネから前のスペースへのパスを引き出し、そのスピードで相手DFを置き去りにしてビッグチャンスを生み出すわけです。
特に左サイドを駆け上がってパスを受け、そのままシュートへ持ち込むシーンは非常に多いです。
サネのゴールシーンは1:13から
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— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) 2017年10月17日
このゴールのように左利きのサネがあの形で受けることで切り返す必要もなく、そのまま利き足でシュートを放つことができます。
その分、攻撃に時間がかからないのでシンプルかつ最短でゴールを奪うことができます。
またサネは相手の状態を見て裏に抜けると判断した時に走るので、受け手に合わせるシルバとの相性が良いです。
こちらはシルバの絶妙なパスに相手よりも早く追いついてからのクロスでアシストしました。
電光石火の先制点!#サネ のクロスに #スターリング が合わせた!
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— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) 2018年1月2日
この縦へのスピードこそがサネの最大の武器です。
スピードだけじゃない技巧的なドリブル
そのスピードだけで十分に脅威ですが、足元の技術も兼ね揃えています。
真っ直ぐに速いだけでなく、ブレーキが効き相手をかわして抜き去る緩急を織り交ぜたドリブルが出来ます。
DFと対面した時にも、左右の選択肢を迫りながら股抜きで突破するなんてことも出来ます。
トラップ技術も高く、相手の寄せ方を見てワンタッチで股抜きを狙ったり、
あえてスペースに蹴り出す事で、得意なスピード勝負に持ち込んでそのまま抜き去ることもあります。
この速さと技術の両方を兼ね揃えたドリブルを武器に、サイドを駆け上がりアタッキングサードまで運び込みます。
サイドに攻撃人数をかけなくていい分、中央の人数が増し、より多くのチャンスに繋がることになります。
シュートの質も高い
緩急織り交ぜたドリブルが特徴ではありますが、パスやシュートの精度も悪くありません。
ドリブルを仕掛けつつ、味方を見てスペースにパスを出したり、速さを活かしたワンツーで突破することも出来ます。
また効き足の左足でカーブをかけることができ、それを活かした鋭いクロスはもちろんのことペナルティーアーク付近からカーブの掛かったいわゆる巻いたシュートも撃てます。
ボックス付近で、ドリブル・パス・シュートとほぼ全ての選択肢が脅威となるので、相手はその多様な選択肢を読まなければいけません。
こちらは切り返しのスピードで左足のシュートまで持っていったシーン。
DFのミスもありますが、胸トラップでかわす技術、切り返しの早さ、ニアをぶち抜くシュートは見事です。
相手からすれば、守りにくい厄介なアタッカーと言えるでしょう。
簡単に負けないフィジカル
サネは身長が比較的高く、184cmもあります。
なので浮いたロングボールも収めやすくカウンターターゲットとしては優秀です。
さらに細身ではありますが体重もそれなりにあり、身体の使い方が上手いので軽いタックルでは倒されません。
相手を背負いながらボールキープすることが出来るため、狭いスペースでもパスを受けられます。
そのためプレイエリアが限定されないので、流動的な攻撃や戦術プランにも十分に対応できます。
意外性には少し欠ける
世界トップレベルのスピード・ドリブル・シュートセンスなどパーフェクトなサイドアタッカーであるサネ。
しかし、そのプレイは良くも悪くも素直で、相手の意表を突くプレイはあまり見られません。
ビハインドの時も試合の空気を一変するようなプレイがなく、ドリブル中心のワンパターンな攻め方になりがちです。
特に相手が引いて守り縦を封じた時の選択肢の少なさが目立ちます。
サネの技術も縦へのスピードがあってこそで、これが完全に封じ込められた時には怖さが半減してしまいます。
これだけ優れた能力の選手であるがゆえに、惜しい部分だと言えます。
まとめ
今回はレロイ・サネのプレースタイルと背番号について紹介しました。
- 圧倒的なスピードを活かした縦への突破や裏抜けが武器
- 緩急をつけたドリブルやシュートも持ち味でフィジカルも強い
- 縦を封じ込められた時の選択肢が少ない
圧倒的なスピードでチャンスを演出するサネに今後も注目です。
最後までお読み頂いてありがとうございました。
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