バイエルン・ミュンヘン所属のドイツ代表トーマス・ミュラー。
大舞台や勝負所での得点が多いミュラーですが、
ミュラーの特徴って何のか分かりにくいですよね。
たしかに凄い選手であることは分かるのですが、具体的に何が凄いのかを理解しにくい選手です。
そこで今回はミュラーのプレースタイルと背番号やポジションについて書きたいと思います。
トーマスミュラーのプロフィール
名前:トーマス・ミュラー
生年月日:1989年3月13日
国籍:ドイツ
出身:ヴァイルハイム
身長:186cm
体重:75kg
利き足:右足
ポジション:FW、MF
背番号:25
経歴:バイエルン・ミュンヘンⅡ(2008~2009)
⇒バイエルン・ミュンヘン(2008~)
ミュラーの背番号は25番。
これはかつて
- トーマス・リンケ
- バレリアン・イスマエル
といった選手がつけた番号です。
トーマスミュラーのプレースタイル
ミュラーにはメッシのような華麗なテクニック、イブラヒモビッチのようなフィジカル、サラーのようなスピードなど分かりやすい飛び抜けた能力があるわけではありません。
ミュラーの特徴はクレバーで狡猾なところ、サッカーIQの高さにあります。
そしてそれを活かした決定力の高さはワールドクラスの域にあります。
決定力
華麗なドリブル突破からのスーパーゴールというよりはオフザボールの動き出しでゴールを奪います。
パスやドリブルよりもボールのないところで動き回り守備を崩していきます。
質の高いフリーランニングと絶妙なポジショニングで相手のマークを外すのが抜群に上手いです。
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— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) 2017年7月25日
こちらのシーンでは一度マイナスで受けようとポジションを取りますが、リバリーは縦へ仕掛けます。
するとファーのスペースを確認しながらリベリーがクロスを入れるタイミングでそこに動いて決めました。
ハメスのニアへの動き出しも効いています。
このようにゴールへの嗅覚は世界一とも言えるレベル。
「たまたまそこにいただけ」というわけではなく、DFの間に入るポジショニングや状況を瞬時に予測する能力が高いからこそミュラーの元にボールが転がってくる事が多いです。
こちらのシーンでも上手くDFの間でボールを引き出しゴールを決めました。
華麗な胸トラップ!
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— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) 2018年1月21日
胸トラップやシュートの技術も高いですが、DFの間で上手く受ける動きも流石です。
また、2列目からの飛び出しも抜群。
相手の守備の穴をつきながら、完璧なタイミングで走り込んで味方のクロスに合わせます。
とにかくスペースを見つけてそこを突く動きを90分間やり続けるので相手にとってはかなり脅威と言えます。
バイエルンではレヴァンドフスキが作ったスペースに侵入して決定機を迎えることが多いです。
そして、
プレッシャーのかかる場面でも冷静沈着にフィニッシュを決める強心臓や
ポストに激突しながらもこぼれ球を押し込む泥臭さもミュラーの魅力。
これが大舞台や試合終盤での勝負強さに繋がっています。
こちらはミュラーのブンデスリーガで決めた100ゴールをまとめた動画です。
基本技術が高い
特筆した技術がないと言っても、ずば抜けていないだけでドリブル、パス、トラップ、シュート、クロスはどれも高水準。
的確なパスでチャンスメイクするプレーも光ります。
特に右足でのクロスはかなり精度が高いです。
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このように右サイドからの高精度クロスでレヴァンドフスキのゴールをアシストすることが多いです。
献身的な守備
ミュラーは運動量豊富にピッチを駆け回り、献身的に守備をします。
プレスバックしてボールを奪うシーンも多くチームを助けています。
適正ポジションは?
ミュラーはワントップやセカンドトップ、両サイド、トップ下など攻撃的なポジションであればどこでもプレー可能です。
クラブでも代表でも怪我やカードの累積でチームメイトが欠場することは当然あります。
そのような時にその穴を完璧に埋めてくれるミュラーのユーティリティ性は大きな武器になります。
あえて適正ポジションを上げるならセカンドトップもしくは右サイドが良いのではないかと個人的には思います。
特に右サイドでは2列目からの飛び出し、右足でのクロスとミュラーの特徴が凄く出やすいです。
まとめ
今回はミュラーのプレースタイルと背番号について紹介しました。
- オフザボールの動き出しとエリア内でのポジショニングが抜群でゴールへの嗅覚は世界一とも言えるレベル
- ゴール前での冷静さと泥臭さも魅力
- 守備も献身的にこなす
最近は調子を落としていますが、大舞台で結果を残すミュラーはまだまだドイツ代表にも必要な選手でしょう。
ワールドカップの得点記録もかかっていますし、今後の活躍に期待したいところです。
最後までお読み頂いてありがとうございました。
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