メルテンス(ベルギー)のプレースタイル！偽9番としてワールドクラスの選手に

ナポリ所属のドリース・メルテンス。

これまでナポリでは出場機会の限られた選手でしたが、近年はCFでの起用が増えプレーの幅が広がりました。

カバーニ・イグアインの移籍、そしてミリクの怪我などCFの人材に苦しむナポリにとってメルテンスの台頭はまさに救世主。

好調ナポリを牽引する小さなストライカーです。

今回はそんなメルテンスのプレースタイルについて書きたいと思います。

1 メルテンスのプロフィール
2 メルテンスのプレースタイル
- 2.1 本職はウイング
- 2.2 偽9番として成長
  - 2.2.1
3 まとめ

メルテンスのプロフィール

名前：ドリース・メルテンス

生年月日：1987年5月6日

国籍：ベルギー

出身：ルーヴェン

身長：169cm

体重：64kg

利き足：右足

ポジション：FW

背番号：14

経歴：ヘント(2004～2007)
⇒エンドラハト・アールスト(2005～2006)　※ローン移籍
⇒AGOVVアペルドールン(2006～2007)　※ローン移籍
⇒AGOVVアペルドールン(2007～2009)
⇒ユトレヒト(2009～2011)
⇒PSV(2011～2013)
⇒ナポリ(2013～)

メルテンスのプレースタイル

メルテンスのプレーには以下の特徴があります。

本職はウイング

メルテンスは典型的なウイングタイプの選手。

小柄ながらテクニックとクイックネスは一級品。

サイドのスペースでボールを受ければ、積極果敢に高速ドリブルを仕掛けて相手を置き去りにしていきます。

とにかく得点への意識が高くゴールへ一直線に向かったり、カットインで相手をかわしながら強烈なシュートを放ちます。

また裏への抜け出しも抜群に上手く、背後のスペースに走り込んで味方のパスを引き出します。

スピードがあるのでカウンターの時は一気にサイドを駆け上がり、決定機を作ります。

偽9番として成長

最近のメルテンスは、代表ではサイドでプレーすることが多いですが、ナポリではワントップの位置で起用されることが多いです。

このワントップ起用によってメルテンスは更に覚醒した印象があります。

いわゆる偽9番として、チャンスメイクの役割を担います。

中盤に下りることでCBを釣り出して味方が攻撃しやすいスペースを生み出します。

美しいパスワーク！#アランがワンツーでエリア内に侵入、そのままネットを揺らす。

🇮🇹#セリエA 第25節
⚽#ナポリ×#SPAL
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— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) 2018年2月18日

こちらのシーンでは意図的に低い位置でボールを受けることでCBを釣り出し、空いたスペースにアランが侵入しゴールを決めました。

パスワークも見事ですが、メルテンスのスペースを作るプレーがかなり効いています。

そして元々の持ち味であるドリブルや裏への抜け出しは中央でも存分に発揮されます。

普通サイドだと前を向いて1対1を仕掛けられる場面が比較的多いです。

一方、中央ではゴールに背を向けて背負った状態で受けることが圧倒的に多いです。

この状況だと小柄なメルテンスは不利に見えます。

しかし、メルテンスは巧みにマークを外してボールを受けることができますし、トラップで相手に奪われない絶妙な位置にボールを置くことができます。

そのためボールを受けてから優位な形で1対1のドリブルを仕掛けることができ、数人に囲まれても狭いスペースを難なく抜き去ります。

こちらは中央で前を向いてボールを受けることに成功し、ドリブルで相手を抜いたシーン。

最後はしっかりゴール前に詰めて決めました。

#メルテンスの今季27点目！！
得点ランク首位の #ジェコに1点差に迫るゴールで、#ナポリを勝利に導いた。#ユベントスを捕らえられるか？#セリエA の見逃し配信を観るなら https://t.co/u4BaoHt81Q で。 pic.twitter.com/1GnLFewjIb

— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) 2017年5月21日

メルテンスが中央で相手を抜けば一気にチャンスに繋がることが分かります。

また裏抜けからシュートを打つシーンも多いです。

完璧なトラップ、完璧なシュート！#メルテンスのゴラッソでナポリが逆転に成功した。

セリエA第10節 #ジェノア×#ナポリは https://t.co/u4BaoHt81Q で配信中。#テレビでDAZN📺 pic.twitter.com/yxaHjGtIic

— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) 2017年10月25日

膨らみつつ裏のスペースへ走り込み、見事なトラップとシュートでゴールを決めました。

そしてカウンターの時はスピーディーな動きでサイドに流れてボールを受けます。

そこからラストパスを送ってアシストしたり、ドリブルで切れ込んでシュートを決めます。

左45度から #メルテンスのビューティフルゴール！

GKは見送ることしかできず、ボールはサイドネットを揺らした。#セリエA 第22節 #ナポリ×#ボローニャは #DAZN で配信中。 pic.twitter.com/OJ8YOCEzS5

— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) 2018年1月28日