レアル・マドリードに所属するベルギー代表エデン・アザール。
今回は念願だったレアルへの移籍を果たし、いまや世界最高の選手の一人に数えられるアザールのプレースタイルや背番号について書きたいと思います。
目次
アザールのプロフィール
名前:エデン・ミハエル・アザール
生年月日:1991年1月7日
国籍:ベルギー
出身:ラ・ルヴィエール
身長:173cm
体重:76kg
利き足:右足
ポジション:MF
背番号:10
経歴:リール(2007~2012)
⇒チェルシー(2012~2019)
⇒レアル・マドリード(2019~)
アザールのレアル・マドリードでの背番号は7番。
これはかつてクラブのレジェンドであるラウール・ゴンサレス、そしてクリスティアーノ・ロナウドが背負ってきた番号です。
レアル・マドリードの象徴とも言える背番号ですが、それに相応しい活躍を見せることができるのでしょうか?
ちなみにベルギー代表では10番をつけてプレーしています。
アザールのプレースタイル
アザールのプレースタイルには以下の特徴があります。
世界屈指のドリブル
アザールといえば、ワールドクラスのドリブルですね。
彼のドリブルは少し独特で他の選手にはない間合いで仕掛け相手を混乱に陥れます。
一瞬の加速
アザールは南米のドリブラーのようにフェイントを織り交ぜて抜き去るタイプというよりは、一瞬の加速で相手の前にスルッと入っていくドリブルが特徴的です。
例えばサイドチェンジのボールをトラップしてサイドバックに1対1を仕掛けるシーン。
この場合、技巧派の選手はトリッキーな仕掛けで相手を揺さぶり逆を突いて抜いていきます。
一方、アザールはトラップした瞬間に爆発的な加速で相手を置き去りにします。
また、ドリブルで運ぶ時に一瞬スピードを緩めて相手の足が止まった瞬間に一気に抜き去るというふうに緩急を使うのも抜群に上手いです。
もちろん高度なフェイントで相手を揺さぶるのも上手いですが、この加速力こそが大きな武器なのです。
そしてトップスピードに乗れば、どんなに優れたDFでもそう簡単に止めることはできません。
トップスピードでの技術
トップスピードでのドリブルは非常に難しく、コントロールミスだったり、視野が狭くなりがちです。
そのため、スピード系のアタッカーは足が速くても技術がついてこなければ止めるのは容易になります。
しかし、アザールの場合はトップスピードのドリブルでも基本的な技術が落ちることがありません。
しっかりボールをコントロールしながら細かいタッチで仕掛けていくことができます。
身体の使い方
そして重心が低くボディバランスにも優れているので簡単に倒れることはなくしっかりボールキープができます。
特に身体の入れ方が上手く、腕やお尻で相手をブロックすることで、相手にボールを触れさせずに持ち運ぶことができます。
#モラタ が詰めてチェルシー先制!
アザールが巧みなドリブルでWBAの守備陣を切り裂き、最後はモラタが決めた。#プレミアリーグ 第12節 #WBA×#チェルシー は https://t.co/u4BaoHbwDg で配信中。#テレビでDAZN📺 pic.twitter.com/iH0jQD15O0— DAZN ダ・ゾーン (@DAZN_JPN) 2017年11月18日
こちらのシーンでは腕を上手く入れて相手をブロックしながらボールを受け、超加速で一気に相手を抜いています。
ターン
「ゴールに背を向けた状態でボールを受け、前を向いて仕掛ける」
アザールはこの動作も非常に速く、この動きだけで相手を抜くことができます。
体を上手く入れてブロックしながら一瞬でターンするので、DFは強引に倒すしか方法がありません。
他にも技術があるかと思いますが、以上のものがアザールのドリブルの主な特徴です。
味方を活かすプレー
アザールは味方を使うプレーも得意です。
ドリブルで相手を引きつけてからのスルーパスでチャンスメイクすることができます。
視野も広く、スピードに乗ったドリブルからのヒールパスなどアイデアも豊富ですし、プレミアリーグ時代は3度の二桁アシストを記録するなどラストパスの質も非常に高いです。
そしてフリックもアザールの大きな武器になっています。
フリックとはパスが来た時に軽くボールに触れてパスコースを変えるプレーです。
DFを引きつけた状態からダイレクトで味方に繋ぐので、スペースを生み出しやすくなります。
自分が引くことで生まれたスペースにダイレクトで入れたりする感じですね。
このフリックがアザールはめちゃくちゃ上手で攻撃のアクセントになっています。
そして、アザールはフリックをした後にもう一度ボールを受けようと動きます。
味方を使いつつ最終的に自分が活きることをイメージしながら、一連の動作をしている印象です。
鮮やかな連携で2点目!!#ウィリアン、#アザール、#バチュアイ が3人でブライトンDF陣を翻弄。
最後はウィリアンが突き刺した。#プレミアリーグ 第24節 #ブライトン×#チェルシー は #DAZN で配信中。 pic.twitter.com/9aHER9xdEQ— DAZN ダ・ゾーン (@DAZN_JPN) 2018年1月20日
こちらのシーンではバチュアイは最終的にウィリアンへのパスを選択しましたが、アザールのフリック後の動き出しにCBが引きつけられてウィリアンがシュートを打ちやすくなっています。
まとめ
今回はアザールのプレースタイルと背番号について紹介しました。
- 一瞬の加速とトップスピードでの仕掛け
- 身体の使い方が上手い
- 超絶ターンで相手を置き去りにする
- フリックで攻撃にアクセントを加える
プレミアリーグで最高の選手の一人だったアザールがスペインの地でどんな活躍を見せるのか非常に楽しみですね。
最後までお読み頂いてありがとうございました。
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