リーグアンのASモナコに所属する日本代表・南野拓実選手。
リバプールでも主にカップ戦を中心に活躍し、モナコでの2シーズン目は自慢の得点力が開花。
チームの中心選手として欠かせない存在になりつつあります。
今回はそんな南野拓実選手のプレースタイルや背番号についてまとめました。
目次
南野拓実のプロフィール
名前:南野拓実(みなみの たくみ)
生年月日:1995年1月16日
国籍:日本
出身:大阪府泉佐野市
身長:175cm
体重:67kg
利き足:右足
ポジション:FW
背番号:18
経歴:セレッソ大阪(2012~2014)
⇒レッドブル・ザルツブルク(2015~2019)
⇒リバプール(2020-2022)
⇒サウサンプトン(2021)
⇒ASモナコ(2022~)
ASモナコでの背番号はザルツブルクやリバプール時代と同じ18番。
一方、日本代表では10番を背負ってプレーしています。
ただ、カタールW杯後は堂安律選手が10番を背負うことになり、今後日本代表に呼ばれた場合、何番を付けるのか注目です。
南野拓実のプレースタイル
南野選手は日本代表だとトップ下でプレーすることが多いですが、どちらかと言えば、パスでチャンスメイクするタイプよりもストライカーに近いタイプの選手です。
詳しく見ていきましょう。
高速ターン
南野選手の大きな武器になっているのが高速ターンです。
ボックス付近でパスを受ける際に、トラップと同時に体を反転させることで、DFをかわしてシュートまで持ち込むことができます。
ボールを受ける瞬間に素早く反転して前を向けるため、大型ディフェンスは為す術もなく、ペナルティーエリアへの侵入を許してしまいます。
また、ターンを最大限に活かすための、相手と相手の間でパスを受けるポジショニングも秀逸で、パスを受ける前の準備段階ですでに勝負が決まっていることもあります。
シンプルなプレー
海外移籍後から南野選手のプレースタイルは大きく変貌を遂げます。
かつてはサイドでドリブル突破してチャンスメイクするプレーが特徴的な選手でしたが、海外に移籍してからは、得点への意識がより強くなったように感じます。
自分でいけると判断した時は多少強引にでも、ドリブルで持ち運んでシュートまで持っていく形が多いです。
ただ、フィジカルコンタクトが激しく、守備戦術が緻密な海外ではJリーグのようにドリブルで前を向くシーンを作るのは簡単ではありません。
そこで、ワンタッチでシンプルにパスを出し、そこからゴール前に走り込んで決定機に絡むというパターンも多くなっています。
常に動き回りながらボールを受けることで、屈強なディフェンダーとも渡り合えることができます。
特に南野選手は身長が高いわけではないので、相手をかわしながらプレーすることは重要でしょう。
また、前述した高速ターンで突破するプレーやDFラインと駆け引きをして、裏へ抜けるプレーも選択肢として持っています。
両足の決定力
南野選手は決定力も魅力で、リバプール時代もゴール数は少なかったですが、印象に残るようなスーパーゴールを多く決めた印象があります。
特にFAカップ・ノリッジ戦の2ゴールをまさに圧巻。
利き足の右足だけでなく、左足でも精度の高いシュートを放つことができます。
また、巧みなポジショニングからヘディングでゴールを決めることもあり、得点パターンが多彩です。
とはいえ、決定力が高いからといって、ワントップのポジションでの起用には向いていません。
ワントップの背後でプレーしてこそ自慢の決定力が炸裂します。
守備での貢献度も高い
南野選手は守備での貢献度が非常に高く、非保持の時は休むことなくプレスをかけ続け、プレスバックも怠りません。
こちらはプレスバックからボールを奪取し、自らミドルシュートを決めたシーンです。
守備での貢献度と決定力の高さという南野選手の良さが最大限発揮された素晴らしいプレーです。
サイドでのドリブル突破は減少
若い頃の南野選手のイメージといえば、ドリブルではないでしょうか?
持ち前のテクニックを活かして、狭いエリアでも強引に仕掛けるドリブルが魅力です。
こういったプレーはセレッソ大阪時代に多かったですね。
ただし、海外に移籍してからはドリブルで突破する場面が少なくなり、中央でボールに絡みつつエリア内に侵入していくスタイルに変わりました。
一方で、ボールを狩りに来たディフェンダーを剥がして前に運ぶドリブルは非常に上手く、この推進力がチームでも代表でも効果的に働いています。
チャンスメイクは苦手
日本代表でトップ下を務めることが多いですが、かつての香川真司選手や清武弘嗣選手のように創造性は乏しく、パスによるチャンスメイクは得意ではない印象です。
ターンで打開できる点は素晴らしいですが、南野選手にパスやドリブルでのチャンスメイクを求める監督だと相性が悪いと言えます。
まとめ
今回は南野拓実選手のプレースタイルについて紹介しました。
ドリブルだけでなくシンプルにゴールに迫るプレーで得点力が向上
高速ターンで相手DFを置き去りにする
逆足のシュート精度も高い
海外で揉まれたことでセレッソ時代よりもプレーの幅が広がり、色んな得点の取り方ができるようになった印象ですね。
ASモナコで更なる進化を遂げることはできるのか。
モナコ戦の放送予定はこちらを参考にしてみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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