日本代表の久保建英選手。
18歳でレアル・マドリードへの移籍を果たし、いまや日本のみならず世界も注目する若手注目株です。
なぜレアルというビッグクラブが久保選手を獲得したのか、プレー面での特徴が気になっている方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は久保建英選手のプレースタイルについて解説したいと思います。
久保建英の背番号
久保選手のこれまでの背番号遍歴を見ると、
特に番号にこだわりはないように感じます。
いつかは日本代表で10番を付ける日が来るかもしれませんね。
久保建英のプレースタイル
久保選手のプレースタイルは以下の特徴があります。
世界レベルのドリブル
久保選手の最大の特徴はドリブルですが、
・細かいボールタッチ
・視野の確保
この2つの能力がずば抜けています。
久保選手はドリブル中、
常にボールを懐に置いて相手を間合いに入れさせない
ようにしていますが、
特に凄いのが、
スピードに乗った状態でもボールを懐に置けている点
です。
普通はドリブルスピードを上げようとすると、
ボールを大きく蹴り出してスピードを上げますが、
これだとボールが自分から離れる分、
DFとしては奪いやすい場面でもあります。
しかし、
久保選手はボールを懐に置いたまま
ドリブルスピードを上げる事ができるため、
相手が奪いにきたら細かいタッチでかわし、
来なければそのままドリブルで運んでゴールに近づくことができます。
そして、
さらに凄いのがドリブル中は顔が下を向かず
ずっと前を向いている事です。
久保選手のドリブルを見ると上体が真っ直ぐで、
頭が全くぶれないことが分かります。
頭をぶらさずにプレーできることで、
常に前を向いて視野を確保することが可能です。
これにより、
相手は次に何をしてくるのか
全く予想することができません。
・ドリブルで抜きに来るのか
・パスを出すのか
・クロスを上げるのか
・シュートを打つのか
そして、久保選手は多くの選択肢から
最適なプレーを選ぶ判断力も兼ね備えています。
メッシに似ていると云われる所以もここにあると思います。
こういう久保選手のドリブルはボックス付近でより脅威になります。
DFとしてはゴールから近い位置でのFK、
最悪の場合はPKのリスクもある中で、
久保選手と対峙しなければなりません。
特にボックス内で1対1を仕掛ける時は、
間を支配したかのような圧巻のプレーを見せてくれます。
DFとしては安易に飛び込めないので、
自分の好きなタイミングでシュートを打つことができています。
久保選手はパスを受けるポジショニングも良いので、
チームとしていかに久保選手が良い位置でボールを受けれるようにするかが重要と言えます。
パスでのチャンスメイク
久保選手はパスでのチャンスメイクも一級品!
右サイドからのピンポイントクロスもあれば、
ドリブルで運びながらスルーパスを繰り出すこともあります。
前述の通り、
久保選手は常に前を向きながらドリブルできるので、
味方の動き出しに合わせてパスを出すことができます。
また、細かいボールタッチの中でサラッと出すので、
DFとしてはパスの出しどころを予測することが難しいのです。
決定力・FKでの得点
久保選手は決定力でも非凡な才能を感じさせます。
浮いたボールを上手く抑えながら枠に飛ばすこの技術力も見事ですが、
クリアボールが飛ばないと予測してから、
いち早くこぼれ球に反応するこの判断力も素晴らしいですね。
この判断力こそが久保選手が賢い
と言われる部分でもあります。
また、FKでも体格から想像できないほど強いシュートを放つことができ、
距離のある位置でも高確率で枠に飛ばすことができます。
左足の選手としてはすでに日本人トップレベルの位置におり、
代表でも久保選手のプレースキックは鍵を握りそうです。
選択肢が多いほど輝ける選手
久保選手は個人技で打開することもできますが、
攻撃時の引き出しの多さこそが最大の特徴です。
カウンターの場面では直線的なドリブルでゴールに絡んだり、
サイドに張ってカットインもしくは縦へ突破して
クロス・スルーパスでチャンスメイクしたり、
中央に入ってボールに絡みながらフィニッシュを狙ったり、
など状況に応じて幅広く攻撃にアクセントを加えることができます。
ですので、周囲との連携で生かし生かされることが大切だと思います。
現在所属しているマジョルカでは
周囲のサポートがほとんどなく、
ドリブルしか選択肢がない場面も多いです。
しかし、
マークもかなり厳しいので、
個人での突破というのはなかなか難しいものがあります。
中盤の選手がハーフスペースに
ポジションを取って相手を引きつけたり、
サイドバックが適切なタイミングで
オーバーラップをしてくれたり、
そういうプレーが増えてくると
久保選手も選択肢が増えてもっと輝けると思います。
まとめ
今回は久保建英選手の背番号とプレースタイルについて紹介しました。
・前を向いて視野を確保したまま細かいボールタッチでドリブルする姿はメッシを彷彿
・ボールタッチが細かいので、DFとしては次の選択肢が読めない
・攻撃の引き出しの多さが最大の特徴なので、周囲との連携で選択肢が多いほど輝ける選手
日本史上最高の逸材と評される久保選手がこれからどんな活躍を見せてくれるのか今から非常に楽しみです。
マジョルカの試合を見る方法もまとめたので、よければ参考にしてみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました!
FC東京時代:41番⇒15番
横浜F・マリノス時代:15番
レアル・マドリード:26番 ※プレシーズンのみ
マジョルカ:26番
日本代表:17番