レヴァークーゼンからASローマにレンタル加入したイラン代表サルダル・アズムン。
ゼニト時代は得点を量産してきたアズムンですが、ローマで復活を遂げることはできるのか。
今回はそんなアズムンのプレースタイルと背番号について書きたいと思います。
目次
アズムンのプロフィール
アズムンはセパハンFC(イラン)のユースチームでの活躍が評価され、ロシア移籍が実現しました。
つまり、イランのトップチームで試合に出ることなく、18歳で海外クラブに移り、すでに10年以上海外でプレーしています。
背番号は代表では20番、クラブでは17番をつけています。
ローマの17番は元イタリア代表ダミアーノ・トンマージ、リバプールでも活躍した元ノルウェー代表ヨン・アルネ・リーセといった名プレーヤーが背負った番号です。
アズムンのプレースタイル
中東はアフリカ系のFWのようなプレーをする選手が多いですが、アズムンはどちらかと言えばヨーロッパ系の何でもできるFWというイメージです。
- フィジカル
- スピード
- テクニック
- 決定力
全て平均以上の能力を持っており、その万能性はアジアNo.1と言っても過言ではありません。
身体の強さ・スピード・テクニックを活かした多彩なシュートパターンでいとも簡単にゴールを奪うのがアズムンの特徴です。
高さ・身体能力を活かしたエアバトル
アズムンの武器の一つは、186cmの長身を活かしたヘディング。
高さに加え、身体能力も抜群で相手より頭一つ抜き出るジャンプ力があるため、ボックス内ではかなり脅威となっています。
ヘディングシュートの精度も高いので、DFはしっかりマークしておかないと簡単に決められてしまいます。
ただ「ニアに動いて相手マークを引きつけ、クロスが上がる瞬間にファーに流れてマークを剥がす」などオフザボールの動きが抜群に上手いので、DFとしてはかなり守りづらいでしょう。
身体の強さを活かしたポストプレー
デビューして数年はまだ身体が出来上がってなく、簡単に倒れるシーンもありましたが、最近は相手を背負うプレーも難なくこなします。
パスが来る前に、相手に体をぶつけてブロックしながらパスを受けるなど、身体の使い方もロシアでの経験を経て、確実に上手くなっていますね。
強靭なフィジカルに加え、長身FWとは思えないほど足元のテクニックもあるため、ボールキープは抜群に安定感があります。
スピードを活かした裏抜け
長身らしからぬスピードもアズムンの武器。
絶えず動きながら最終ラインの裏のスペースを狙っており、抜け出すタイミングも上手いです。
また、連携ミスや処理ミスは決して見逃さず、一瞬のスピードでボールを奪い、ゴールを奪います。
イラン代表ではアズムンのスピードや球際の強さを活かして後方からロングボールを出すことが多いです。
そこで、アズムンが競り勝ったり、スピードで抜け出すことでチャンスが生まれています。
中盤に下りてパスも捌ける
足元の技術に自信があるアズムンは最前線に張るだけでなく、時には中盤に下りてパスを捌くこともできます。
中盤に下りてボールを受け、素早くフリーの味方を見つけて、パスを出すことで攻撃にリズムをもたらしています。
ドリブルも上手い
繊細なタッチとスピードでドリブルでも脅威になれる選手です。
中央付近でも、スペースがあれば得意のスピードを活かしてドリブル突破を図ります。
ロストフ時代にチャンピオンズリーグでバイエルンと試合したことがありますが、この試合でもカウンターからスピードに乗った状態でペナルティーエリアに侵入。
そこから鋭い切り返しでボアテングを完全に振り切り、ゴールを奪いました。
時には中央で密集していても、強引にドリブル突破してシュートを決めることもあります。
前述の通り、身体の強さがあるため、少々体をぶつけられても、シュート精度が落ちることがありません。
ただ、相手のレベルが上がるにつれ、また年齢を重ねると共にドリブルで突破をするシーンは少なくなります。
まとめ
今回はアズムンのプレースタイルと背番号について紹介しました。
フィジカル・スピード・テクニック・決定力、全て平均以上の万能FW
ヘディング、裏抜け、ドリブルなどシュートに至るまでのパターンも多彩
ロシアでは得点を量産していたものの、ドイツでは思うような結果を残せなかったアズムンですが、イタリアの地で更なる飛躍を遂げることはできるのか。
最後までお読み頂いてありがとうございました。
名前:サルダル・アズムン
生年月日:1995年1月1日
国籍:イラン
出身:ゴンバデ・カーブース
身長:186cm
体重:80kg
利き足:右足
ポジション:FW
背番号:17
経歴:FCルビン・カザン(2013~2016)
⇒FCロストフ(2015~2016) ※ローン移籍
⇒FCロストフ(2016~2017)
⇒FCルビン・カザン(2017~2019)
⇒ゼニト(2019~2022)
⇒レヴァークーゼン(2022~)
⇒ASローマ(2023~) ※ローン移籍