モナコ所属のポーランド代表カミル・グリク。
闘志溢れるプレーが魅力のDFで、
クラブ・代表ともに精神的柱としてチームを牽引しています。
今回はそんなグリクのプレースタイルと背番号について書きたいと思います。
グリクのプロフィール
名前:カミル・ヤツェク・グリク
生年月日:1988年2月3日
国籍:ポーランド・ドイツ
出身:ヤストシェンビェ・ズドルイ
身長:190cm
体重:80kg
利き足:右足
ポジション:DF
背番号:25
経歴:UDオラダーダ(2006)
⇒レアル・マドリードC(2007~2008)
⇒ピアスト・グリヴィツェ(2008~2010)
⇒パレルモ(2010~2011)
⇒バーリ(2011) ※ローン移籍
⇒トリノ(2011~2016)
⇒モナコ(2016~)
背番号
グリクはトリノ時代、そして現在のモナコでも25番をつけてプレーしています。
代表では15番をつけてプレーすることが多いですね。
EURO2016でも15番でした。
ちなみにグリクはレアル・マドリードの下部組織に所属していた経歴があります。
結局、トップチームに上がれずポーランドに戻りましたが、
そこからイタリアで経験を積み、EURO2016では守備の要としてベスト8進出に貢献。
この活躍もあり、大会後にモナコへの移籍が決定しています。
そしてモナコ移籍後はチャンピオンズリーグベスト4と17年ぶりのリーグ優勝に貢献。
いまや代表でもクラブでもなくてはならない存在です。
グリクのプレースタイル
プレーには以下の特徴があります。
総合力の高い守備
グリクはCBとしてかなり総合力の高い選手です。
クラブでも代表でもDFリーダーとして抜群の統率力とカバーリング能力を発揮して、守備に安定感をもたらします。
特に若い頃から対人プレーには定評があり、強靭なフィジカルで1対1を制します。
相手の侵入を跳ね返す豪快なタックルは迫力満点です。
また空中戦にも強く、ハイボールへの反応の良さも光ります。
更にヘディングの打点も高いので、フィード・クロスを悉く跳ね返します。
ただ苦し紛れに上げるだけのクロスだとまず決まらないですね。
あえて守備の弱点を挙げるならややスピードが不足しています。
体格の割には速いと思いますが、細かい動きや機動力に課題が残ります。
ただ、グリクは的確なポジショニングと鋭い読みでスピード不足を補い簡単には抜かせません。
結局スピード不足をあまり感じさせずにプレーできるので、やはり守備に関しては総合力が高いですね。
セットプレーでの得点力
空中戦の強さはセットプレーでも発揮されます。
マークを外すのが抜群に上手く、豪快なヘディングでゴールネットを揺らします。
2016~17シーズンはリーグ戦6ゴールを上げ得点力の高さを発揮。
またトリノ時代も一度7ゴールを上げたシーズンがありました。
精度の高いロングフィード
若い頃はスピード不足と同様にフィードが下手な事も代表のレギュラーに定着できない要因でした。
しかし、イタリアで経験を積んでからフィードも着実に上達。
対角線へ放つロングフィードはかなりの高精度で、サイドの選手が1対1を仕掛けやすい状況を作ります。
CBの中でずば抜けてビルドアップが上手いわけではないですしミスになることもありますが、時として一本のロングフィードでチャンスを演出することができます。
まとめ
今回はグリクのプレースタイルと背番号について紹介しました。
- 統率力、カバーリング、対人プレー、空中戦などあらゆる能力が高いCB
- セットプレーでの得点力やロングフィードでチャンスメイクするプレーも魅力
決して表立って評価されることのない選手ですが、近年の実績を考えれば間違いなくワールドクラスのCBであると言えます。
最後までお読み頂いてありがとうございました。
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