スイス生まれクロアチア代表のイヴァン・ラキティッチ。
クロアチア紛争激動の時代にクロアチア人の両親がスイスに移住し、そこでラキティッチが生まれました。
柿谷選手が以前所属していたFCバーゼルの下部組織で頭角を現し、多くのクラブから注目を集めました。
スイス代表を選ばずに自分のルーツを持つクロアチアを代表に選んでいます。
日本人の我々からしたら想像できない複雑な生い立ちの中、サッカーの力で夢を掴んだラキティッチのプレースタイルと背番号を紹介します。
ラキティッチのプロフィール
名前:イヴァン・ラキティッチ
生年月日:1988年3月10日
国籍:クロアチア・スイス
出身:アールガウ州ラインフェルデン(スイス)
身長:184cm
体重:78kg
利き足:右足
ポジション:MF
経歴:バーゼル(2005~2007)
⇒シャルケ(2007~2011)
⇒セビージャ(2011~2014)
⇒バルセロナ(2014~)
背番号
ラキティッチの背番号は4番。
これはかつて
- ロナルト・クーマン
- ジョゼップ・グアルディオラ
- パトリック・アンデション
- ラファエル・マルケス
- セスク・ファブレガス
らが背負った番号です。
セビージャ時代は25番や11番をつけてプレーしていました。
代表では7番をつけることが多いですね。
ラキティッチのプレースタイル
ラキティッチはインサイドハーフやボランチでのプレーを得意としております。
バルセロナという世界でも異質なサッカーをしているチームのキーとなる選手で、パスサッカーを完成させるのになくてはならない選手の1人です。
ただボランチを本職としているわけでもなく、シャルケやセビージャでは攻撃的な役割を主に求められていた選手。
そのため以前はもっと前目のポジションででボールを受け違いを生み出す選手でしたが、最近はピッチ全体を動き周りながらフィニッシュにも絡む選手へと変化しています。
シンプルに言えば総合力の高いミッドフィルダーですね。
ラキティッチのパス成功率は90%以上を超える試合もあり、それがショートパスばかりでもなく、ミドルレンジのパスも含んでいることが素晴らしいです。
無理にドリブルで仕掛けることもなく、ピッチを幅広く動きながらショートパスやサイドチェンジを織り交ぜて局面を動かそうとします。
そしてチャンスとみるや、得意の走力を生かして中盤の底からバイタルエリアに入っていきます。
そこで素早くボールを受け、スルーパスやシュートでゴールマウスを脅かします。
メッシが引きつけて、ラキティッチ!!
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パス成功率の高さからシュートがゴールマウスを捉える確率ももちろん高く、両足で精度の高いシュートを放つことができます。
壮絶な戦いに終わった先週末の #エル・クラシコ。
最高のエンターテイメントを皆さんはもう見ましたか?
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— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) 2017年4月29日
股抜きやキックフェイントも上手く、バルセロナの中でもテクニックのスキルは上位だと思います。
特にキックの精度は現在のサッカー界でも有数です。
守備でもハードワークできる
バルセロナにおいて攻撃はメッシ依存と見られがちですが、チームとして機能している一番のポイントは中盤を形作るミッドフィルダーたちのスキル、戦術の理解度の他なりません。
メッシは攻撃に100%パワーを注ぐ一方、ある程度守備は免除されていいます。
その分、周りの選手が懸命に守備をするわけですが、特にラキティッチの貢献度はかなり高いです。
守備時には左右どちらのサイドからでもボールを中央に絞らせて、コンパクトな陣形から一気に囲んで奪い取ったり、DFと連携して自分はプレスバックしながら相手FWを挟みこみます。
クロアチア選手特有のテクニカルな選手でありながら、きちんとボールを奪い切るスキルにも長けた選手です。
ボールを奪ってからの次の選択に迷いがないため、先の先の展開まで読めている選手です。
この攻守の切り替えの早さも魅力です。
そしてよくカウンターを受けたシーンでも、ラキティッチがボールホルダーにアタックしているシーンが見られます。
出来るだけディレイさせてDFを助けます。味方DFにとってこれほど心強いミッドフィルダーもいないでしょう。
バルセロナの中で最もハードワークができるのがラキティッチです。
若干スピードのなさは気がかりですが、スタミナは平均以上なため試合終盤でもそのハードワークさは落ちません。
バルセロナがボール支配率を試合中落とさずにキープできているのは、ラキティッチのようなハードワークができてパス精度が高い選手がいてこそだと思います。
まとめ
今回はラキティッチのプレースタイルと背番号を紹介しました。
- 正確なパスでゲームメイク
- 攻守の切り替えが早くハードワークで守備を助ける
ボールのあるところにラキティッチあり。
これからのバルセロナの試合でも彼の動きに注目してみてください。
最後までお読み頂いてありがとうございました。
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