2012年にバイエルン・ミュンヘンに入団以降、アトレティコ・マドリー、ユベントスと、異なるリーグのビッグクラブに所属してきたマンジュキッチ。
彼のプレーを語る上で、ユベントスへの入団とアッレグリ監督との出会いは大きな意味を持っています。
今回はマンジュキッチのプレースタイルと背番号について紹介していきます。
目次
マンジュキッチのプロフィール
名前:マリオ・マンジュキッチ
生年月日:1986年5月21日
国籍:クロアチア
出身:スラヴォンス
身長:190cm
体重:81kg
利き足:右足
ポジション:FW
経歴:マルソニア(2004~2005)
⇒NKザグレブ(2005~2007)
⇒ディナモ・ザグレブ(2007~2010)
⇒ヴォルフスブルク(2010~2012)
⇒バイエルン・ミュンヘン(2012~2014)
⇒アトレティコ・マドリード(2014~2015)
⇒ユベントス(2015~)
背番号
マンジュキッチのユベントスでの背番号は17。
これはかつて、
- ダビド・トレゼゲ
- ニクラス・ベントナー
らが背負った番号です。
特にトレゼゲはユベントスで100ゴール以上を決めたレジェンド。
ちなみに17番はディナモ・ザグレブ時代にも背負っていた番号で、どうやら愛着がある番号のようです。
クロアチア代表でも17番をつけてプレーしていました。
マンジュキッチのプレースタイル
高い打点から強力なヘディング
マンジュキッチの最大の武器はやはりその高さです。
身長190cmに加えてジャンプ力もあるので、最高到達点はかなりの高さになります。
その高さから叩きつけるような強烈なヘディングでゴールを狙える選手です。
さらにフィジカルも強く、ボックス内での競り合いでも負けずに半ば強引にもヘディングすることができます。
もちろんゴールを狙うだけでなく、ヘディングで落としてチャンスメイクもできるので、ヘディングのコントロールが上手いと言えます。
ポストプレーも出来る器用さ
マンジュキッチは高さだけでなく、足元の技術も持ち合わせています。
ドリブルが特別上手いというわけではありませんが、ボールコントロールは上手いです。
また、持ち前のフィジカルを利用して、狭いエリアでも相手を背負いつつボールキープができます。
そこから味方にパスもできますし、相手に隙が生まれたら強烈なシュートを撃つことができます。
こちらはチャンピオンズリーグの歴史にも残るスーパーゴールです。
🇭🇷魂の男、#マンジュキッチ の歴史に残るオーバーヘッド🤸♂️⚽
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胸トラップからの見事なオーバーヘッドですね。
決定力に加えて、フィジカルと足元の技術もあるので、収まるCFであるといえます。
献身的な守備
マンジュキッチはCFでありながら、かなり低い位置まで守備をしに下がるのが特徴的です。
ミドルサードからディフェンシブサードにかかるくらいまで下がってバックプレスを行うこともあります。
フィジカルの強さと足の長さを利用してボール奪取を狙うのが、彼の守り方です。
マンジュキッチが自陣で失点のピンチを防ぐなんてこともあります。
献身的と言えば献身的ではありますが、CFがそこまで低い位置まで下がってしまうと、守備から攻撃の切り替えが遅いことやカウンターが上手く行かないというデメリットが起こってしまいます。
ましてやポストプレーも出来ますし、ハイボールを収める技術も持ち合わせているので、前線で残っている方が味方としても助かり、相手としても脅威になりえます。
なのでマンジュキッチのこの献身性は、長所でもあり短所とも言える部分でした。
サイド起用によるスタイル変化
ユベントスでのアッレグリ監督のサイドミッド起用というのが、マンジュキッチの選手イメージを大きく変えることになります。
それまで絶対的なCFだったマンジュキッチですが、献身的な性格と守備能力を上手く利用し、さらにイグアインというストライカーと共存させるために左サイドで起用しました。
その結果、ディフェンシブサードや自陣のボックス内にまで下がって守備を行う守備的な面を活かしつつ、右サイドからのクロスをボックス内へ進入してヘディングを決める攻撃面も活かせるようになったのです。
さらにマッチアップが相手のSBになるため、高さでのミスマッチが生まれやすくフライパスをより収めやすくなりました。
ただしスピードの速い選手というわけではないので、サイドミッドとしてドリブルで運ぶというのはあまり得意な方ではありません。
ユベントスはこの部分を、右のクアドラードやドウグラス・コスタといったスピードのある選手で運び、中のイグアインや左のマンジュキッチで決めるという攻撃プランでカバーしています。
こちらはその典型的なシーンです。
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— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) 2017年5月21日
クアドラードのクロスに対し、イグアインが斜めに進入して相手を引きつけたことでエリア中央にスペースが生まれます。
そして大外のマンジュキッチがそれを見逃さず、相手よりも一歩前に出て仕留めました。
⇒クアドラードのプレースタイルとポジション!スピードを活かしたドリブルに注目
このように、アッレグリ監督の左サイド起用で、選手として幅が生まれ、更なる活躍を見せています。
2018~19シーズンはイグアインのミラン移籍、C.ロナウドの加入もあり、再び中央でプレーする機会が増えました。
まとめ
- 高い打点でのヘディング
- 足元の技術とフィジカルを活かしたポストプレー
- 自陣まで戻る献身的な守備
- サイド起用でプレーの幅が広がった
クロアチア代表をW杯準優勝に導いた後に代表引退を発表しましたが、クラブではまだまだトップクラスのプレーを堪能できそうです。
C.ロナウドやディバラとのコンビネーションにも注目です。
チームメイトのプレースタイルはこちら
ユベントス
⇒ディバラのプレースタイルと背番号やポジション!特徴はドリブルとシュートセンス
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クロアチア代表
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最後までお読み頂いてありがとうございました。
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