2大会ぶりの金メダルを狙う東京オリンピックU-24メキシコ代表。
日本とは同じグループAに入り、グループリーグ突破を争う最大のライバルと言える。
今回はU-24メキシコ代表のメンバー・注目選手を掘り下げてみたい。
目次
東京オリンピックU-24メキシコ代表の注目選手
DF
セサル・モンテス
- 年齢:24歳(1997年2月24日)
- 所属:モンテレイ(メキシコ1部)
名門モンテレイで主力を張るCBで、メキシコA代表にもコンスタントに招集されている。
すでにリーグ戦150試合以上に出場しており、2019年のFIFAクラブW杯リバプール戦に出場するなど国際舞台の経験も豊富。
195㎝の長身を生かした守備が持ち味で、長い足を使ったスライディングでピンチを救う。
ハイボールにも強く、セットプレーでの得点も期待できる。
ロングフィードも上手い。
ヘラルド・アルテアガ
- 年齢:22歳(1998年9月7日)
- 所属:ヘンク(ベルギー1部)
タイミングの良い攻め上がりとクロスが持ち味の左SB。
2018年9月にメキシコA代表に初召集され、現在は常連になっている。
日本代表伊東純也とはチームメイトで、アルテアガのクロスから伊東がゴールを決めた事も度々ある。
ホルヘ・サンチェス
- 年齢:23歳(1997年12月10日)
- 所属:クラブアメリカ(メキシコ1部)
名門クラブアメリカで主力を張るSB。
スピードを生かした攻撃参加が持ち味。
A代表には継続的に呼ばれており、2020年11月に行われた日本代表との親善試合にもスタメンフル出場で勝利に貢献した。
エリック・アギーレ
- 年齢:24歳(1997年2月23日)
- 所属:パチューカ(メキシコ1部)
中盤からサイドバックまで幅広いポジションでプレーできるMF。
足元のテクニックと視野に優れ、ゲームを読む能力に優れている。
東京オリンピックの北中米カリブ海予選ではキャプテンとして本大会出場権獲得に貢献。
A代表にも度々招集されている。
MF
エドソン・アルバレス
- 年齢:23歳(1997年10月24日)
- 所属:アヤックス(オランダ1部)
CB、SB、守備的MFならどこでもプレーできるマルチロール。
空中戦の強さとボール奪取力、足元の技術に優れる。
19歳で代表に定着すると、ロシアW杯では全4試合(スタメン3試合)に出場。
国際舞台の経験はこの世代の中で群を抜いている。
ロベルト・アルバラド
- 年齢:22歳(1998年9月7日)
- 所属:クルス・アスル(メキシコ1部)
トップ下、サイドが主戦場のテクニシャン。
テクニカルなドリブルとラストパスでチャンスを演出するだけなく、自ら得点を決めることもできる。
A代表にも召集されており、日本代表との親善試合では10番を背負い出場した。
ウリエル・アントゥナ
- 年齢:23歳(1997年8月21日)
- 所属:グアダラハラ・チバス(メキシコ1部)
スピードに乗ったドリブルが持ち味のアタッカー。
2017年にマンチェスターシティが獲得すると、オランダのフローニンゲン、アメリカのLAギャラクシーで経験を積んだ後、グアダラハラに完全移籍。
北中米カリブ海予選では3ゴールの活躍で、出場権獲得に貢献。
A代表にも度々招集されており、8ゴール7アシストと結果を残している。
ディエゴ・ライネス
- 年齢:20歳(2000年6月9日)
- 所属:レアル・ベティス(スペイン1部)
“メキシコのメッシ”の異名を誇るメキシコサッカー期待の逸材。
左足を自在に操り、小刻みなステップを駆使した変幻自在のドリブルで、局面を打開する。
2019年にベティスに移籍した際は、18歳ながらおよそ15億円の移籍金で加入している。
FW
サンティアゴ・ヒメネス
- 年齢:20歳(2001年4月18日)
- 所属:クルス・アスル
父はパチューカやクルス・アスルで活躍した元メキシコ代表クリスティアン・ヒメネス。
父親譲りの攻撃センスとフィニッシュの精度を兼ね備えるストライカー。
国内組だけを招集した昨年9月のA代表戦で初招集。
近い将来の代表定着が期待されている。
エフライン・アルバレス
- 年齢:18歳(2002年6月19日)
- 所属:ロサンゼルス・ギャラクシー
メキシコ人の両親を持つアメリカ出身のアタッカー。
多彩なドリブルでチャンスメイクするだけでなく、自らゴールを狙うこともできる。
U-15まではアメリカ代表でプレーしていたが、それ以降はメキシコ代表でのプレーを選択している。
3月の代表ウィークでA代表に初選出された。
ホセ・ファン・マシアス
- 年齢:21歳(1999年9月22日)
- 所属:グアダラハラ・チバス(メキシコ1部)
ハビエル・エルナンデスを輩出したグアダラハラ出身のストライカー。
両足のシュート精度が高く、ヘディングでの得点も多い。
過去にはセビージャが獲得に乗り出すなど、将来のヨーロッパ行きも近いだろう。
まとめ
すでにA代表に召集されている選手が多く、ここにオーバーエイジが加われば、金メダルを獲得したロンドンオリンピックのメンバーに負けず劣らずの陣容になる。
特にベティスのライネス、アヤックスのアルバレスは間違いなく日本代表の脅威になるだろう。